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2014年8月30日

大東京ポッド許可局2014(TBSラジオトークイベント)に参加しました!いろんな気持ちがよみがえり、感慨深い1日でした。

村山智一です。

8月24日、

TBSラジオ番組のトークイベント「大東京ポッド許可局2014」が日比谷公会堂で開催されました。

OkuruSkyは、イベントの協賛スポンサーとして応援させていただきました。

20140824ポッド1.jpg

この時期、葡萄は収穫前夜。

時間や体力、そのほとんどを畑作業に費やしてきた1年の集大成です。

今年は天候も不安定で、心配な点も多い。。。

そんな大切な時期に東京までイベントに参加する理由は、

ここまで休む事無く畑に立ち続けてこれたもの、この許可局との出会いがあったからです。

20140819Chardonnay1.jpgのサムネイル画像

切欠となったのは 水道橋博士木曜Wanted!!」にプチ鹿島さん、サンキュータツオさんがゲスト出演していて、

なんだ!この面白い2人は・・・と興味をもったことだった。

 TBSラジオの深夜番組がスタートするとの事で、すぐにPodcastで許可局を探し、過去の「論」をいくつかダウンロードし、

作業しながら何度も聞くうちにハマったのでした。


畑作業は1人で行う事がほとんどで、

スタッフとの共同作業の際も、畑が広いため、会話できる距離にはいません。

しかも、やっぱ辛いんです!

暑さ、寒さには、やはり体がこたえます。

そこで、携帯ラジオを相棒にラジオ番組を楽しみながら、

 いや、楽しむというより、聞き流しながらの作業が習慣化しました。

20140101vineyard.jpg


その後、かみさんからの誕生日にiPodをプレゼントしてもらい、携帯ラジオからiPodに。

最初は好きなミュージシャンの曲や、Podcastの英会話、オーディブル(?)で落語等を聞く様になりました。

落語は死神とか井戸の茶碗とかだったかな・・・。


徐々にiPodは爆問さん、伊集院光さん、バナナマンさんの番組でいっぱいになりました。

過去のデータを整理し、そろそろ新しいマイポッドの番組編成を!

ということで水道橋博士さんの木曜Wantedを聞く様になったのは2013年の春でした。

 新しい放送分から順番に聞いて、面白いなぁと、少しすつ遡って過去の配信データも持ち歩き、

作業時間以外でも、繰り返し聞きました。

視点・論点が新鮮で楽しかった。

ちょいちょい「父」の一面が垣間見えるのも共感できて。


その博士さんが一押しする3人の番組か、と。


13年の春と言えば、

OkuruSkyも新しい体制となり、新事業をスタートさせるために準備していたころです。

新事業とは、生産している醸造用ブドウを活用した新商品の開発・販売でした。

しかし、いまひとつ、といった物足りなさを感じていて、

さてこれからどうしたものか?と考える日々でした。


そんな時に出会った、東京ポッド許可局。

これが、面白い。

3人のトークは勿論のこと、

数々の「論」には、沢山のヒントをいただきました。


HITOTSUのフィグログや、

HITOTSUスライド1.jpg

カードゲームNOT:0は、まさにそうです。

NOT-0(サンプル).jpg

間口は広く、徐々にこちらの世界観に。

面白いモノづくりの原点だなと感じました。


また、地方の若手経営者に多い、とくに起業家に多いオンリーワン感。

これにスゴく違和感を感じていたので「オンリーワン論」を聞いた時は、ほんとうに心がほぐされました。


例えば、農業で起業する人。

最初はいいんだけど、

農産物は環境に左右されやすく、安定生産するのは至難の業。

夏の枯れる様な熱さや、全てが凍るような寒風の中での作業は、過酷です。

素人にはハイリスクローリターン。

僕も起業して葡萄の生産をスタートさせたので、まさにその様な状態でした。

そんなことですから、陥りやすい。

こんなに頑張っているのに・・・って。

これが危険!


いつのまにやら、市場(生活者)なんて、そっちのけ。

想いだけが膨らんで、それも最初に「地域のために、次世代のために!」って言ってたのとは異質な、

「おれの(わたしの)つくる野菜は、うめーなー!なんで売れないかなー???」って。

どれも大差ないよ、冷静にならなきゃ。


スーパーには、地産地消よろしく、地元農家さんの顔が見える野菜コーナーが。

でも売れるのは、県外の安く買いやすいもの。


でも信じてるよね、一生懸命つくれば、いつか爆発するって。

ないよ、そんなの。

 長年従事すれば、それだけ経験値もえられるわけだから、それなりの農業技術は身につけれるけど、

長い間食えなくて、70、80歳になって先生呼ばわりされる人生って、と考える。

僕は、そんなの絶対に嫌だなと。


皆で考えよう、苦労して作ったんだから、面白い仕掛けかんがえて、しっかり売ろうよ!

何度も声をかけ、勉強会を開いてきたが・・・。


そんな中、

HITOTSUがデビューし、NOT:0も発売間近となりました。

HITOTSUは13年6月の発売開始から、少しずつ売り先も増え、

いよいよ年末には、新しいHITOTSU直売所をオープンします。

ありがたい事です。

直売所には、カフェ、ロッジも併設し、

食事、宿泊もできます。


お客様、いつもOkuruSkyを可愛がっていただき、本当に感謝します。

陰日向となって支えてくれている家族、スタッフ、ありがとう。

そして、東京ポッド許可局、いつも最高に楽しい時間をありがとう。


そんな感謝をこめて、協賛スポンサーとして応援させていただいたのでした。

26歳で起業して、初めての経験。

3人にお会いした時は、緊張でした。でも嬉しかった!

20140824東京ポッド許可局2.jpg


これからも応援させて頂きます。

次回のイベントもスポンサー参加できるように、頑張ります。













 

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