2015年11月アーカイブ

2015年11月25日

続「能登マリアージュの真骨頂」

・・・(続)

僭越ながら、農家の立場から国産ワイン産業に対する考えを述べさせていただくと、

美味しい(平均的な)ワインは、誰でもどこでも作れるようになった今、

農家としてこれから先へ進むとすれば、自分のブドウ畑も含めて、

その原料やワインをどう活用するのか、その応用力が重要だと強く意識します。

だって、それなりの立場の人に「いいね〜!」評価してもらえたら、まぁ評価なんてなくても、

その神の一声(?)さえもらえれば、売れるんですから。

現場を目撃したら、がっかり、そう思います。

 

当然、誰だって単にワインを造れば、田舎が抱える諸々の課題解決にもつながるわけじゃないことぐらいは想像できるし、

それなりのタレントを起用してPRしたほうが、泥臭く「地産地消の〇〇!」なんて声上げなくても効果ありますよ、きっと。

 

でも、せめて能登で召し上がっていただく時には、本物をお届けしたい。

ここで生まれ育ったものとして、正しく能登の食卓を彩る一品を提供したい。

世界農業遺産「能登の里山里海」、その能登の酒がマリアージュするのは、そこで育まれてきた食文化。

食もいろいろあるけど、例えば母ちゃんが作る飯に合わんで、何が能登の酒か。

酒の肴か、肴の酒か。うまいこと言う、母ちゃんは。

くどいようだが、葡萄酒も能登の酒のひとつ、

能登のお母さんの作るごっつぉ(ご馳走)に合わせても、また寄り添う食事があっていい。

マンマが作るパスタはよくて、何で能登めしは?

地域を支え育てるのは、ワイン産業ではなく、それを楽しむ呑み手なんだ。

だから本物をお届けせねば、です。

2015年11月22日

「能登マリアージュの真骨頂」

村山智一です。

昨日は取材がありまして、僕たちが活動している地域や取り組みをご紹介させていただきました。

能登でブドウを作る、別に大したことではないですけど、これが好きなもんで。好きでやってることに関心持っていただけるのは嬉しいです。

最近、ワインに関するイベントに参加させていただく・開催させていただく機会に恵まれたので、いろいろ考えるところあり、そんなところをお話しさせて頂けて、良いタイミングだなぁ!感じました。

美味しい国産ワインが増えました。どこでも平均的なワインを楽しめるようになりました。

そう、どこでも誰でも作れるようになりました。

すると、仲間内で「どこでも誰でも作れるようになったワインを、能登で作る理由ってなんでしょうか」と、ちょっとした議論になりがちなのですが、何故そう感じているか、よくわかる気がします。 

先日、あるワイン会に参加しました。

そこで使われるワインは、食通と名高い著名人や、シェフからも評価があるとのことで、僕は情けないことにそのワインを存じ上げていなかったので、まぁ楽しみで×100!

さらに、そのワインのオーナーさんにお会い出来るというので、こんなチャンスはない!と。

 

ところがそのワイン、原料のブドウは〇〇産、醸造は他地域の醸造家が。。。

オーナーさん曰く、私は畑も持っていないし、栽培もしてないし、醸造もしてない。ここのブドウを使ってここの醸造家が造るとどうだろう、なんて事をしてます、それが仕事です、とのこと。

会場の反応はというと、

ゲストの食通さんがベタ褒めしているものですから、なんの疑いもなく、最高!と。

 

この光景を目の当たりにして、

〇〇産なんて酒の席じゃ何の価値もないのか!?と、とりあえず楽しければ!?と。

そもそも、〇〇産って何だ?と考えてしまします。

 

僭越ながら、農家の立場から国産ワイン産業に対する考えを述べさせていただくと、、、

 

続く。。。

 

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